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今回「千切木」は古典なのに「やらかし」のせいで毎公演違う状態という珍しい作品となっています(笑)。
行っていない隠岐公演以外の福岡~所沢までの6公演の違う箇所をまとめてみました。
・福岡公演
太郎が行きたくないと棒と脇差を置くところが飛びました(笑)。
なので、肩脱ぎをしないまま果たしに行くという展開になりました。
ジョニ男さんの「留守」は普通に「留守」でした(笑)。
・松島公演
肩脱ぎした後の2度目の脇差を差すところでなかなか差すことができず、セリフを何回か繰り返して必死に差す作業をしていたので客席から笑いが起きていました。
ジョニ男さんの「留守」はお得意の松山千春さんのマネで「留守だろ」でした(笑)。
・東京初日公演
肩脱ぎした羽織が下に落ち過ぎてしまい、ジョニ男さんの家に行く前に後見の扇丞さんが舞台中央に出て来て羽織を直していました。
それでもまた下がってしまい、ジョニ男さんを打ち倒す前にも扇丞さんが再び羽織を直していました。
ジョニ男さんの「留守」は福島と同じく「留守だろ」でした。
・東京2日目昼公演
太郎が妻に「踏まれる度に果たしに行けば・・・」と言うところが飛びました(笑)。
で、1回目の脇差を差すところでいきなり自ら肩脱ぎをしてしまう座長。
しかも、石本さんが何もしない状態だったので脱ぐのにちょっともたついていました。
そのあとはいきなり果たしに行ってしまう2人でした(笑)。
ジョニ男さんの「留守」は前日と同じ「留守だろ」。
・東京千秋楽公演
カテコの挨拶で石本さんが仰っていましたが、座長はこの回は完璧でした。
代わりにというか(笑)この回は石井ちゃんがやらかしました。
ずっと正座していた万蔵さん、連歌の仲間、弘道お兄さんが最後に順に立ち上がって退場するところで、足が攣ったのか石井さんが上手く立てずにこけました(笑)。
詳細は森さんのブログに載っています(笑)。
ジョニ男さんの「留守」は森進一さんのマネで「留守」になっていました。
・所沢公演
この回は座長も連歌のメンバーも大きくやらかすことがなかった初めての公演でした。
ジョニ男さんの「留守」は東京千秋楽と同じ「留守」でした。
「千切木」でやらかしの無かった(笑)所沢公演でしたが、ちょっとした変化がありました。
それは2度目の脇差を差すところなのですが、今までよりもスムーズに差していました。
理由は差す位置が変わったからだと思います。
東京千秋楽までは2度目に差す時は青の格子柄の着物の細い腰紐に差していましたが、所沢では腰帯に差していました。
琴平公演ではまた変わっているかもしれませんが(笑)。
金丸座での「千切木」も違う部分がありました。
午前の部ではまた座長が2度目の脇差を差すのにちょっと手間取り、同じセリフをもう1回言いながら差していました。
あと、最後の万蔵さん達の謡、何かハモっているように聞こえたんですけど(笑)。
午後の部では石本さんがやらかしていました。
なんと、脇差を差さずに登場しました(笑)。
なので、最初に「これを差せ」と言われた座長は脇差を差すフリをし、2度目の時は「これを差せ」のセリフがありませんでした(笑)。
内子座午後の部のハプニング。
ラストの踊り終わった太郎と太郎冠者が座って話す場面、釣りの歌の話をしている時に後方の出入口の方から小さく聴こえてくるメロディーが。
良く聴くと♪夕焼け小焼け♪で、私は最初BGMで流してるのかと思ったのですがハプニングでした(笑)。
観客は2人の演技に集中していたので笑ったりざわついたりはしていませんでした。
時計を見たら午後5時ちょうどで、多分、5時を知らせるメロディーが内子町に流れたんじゃないかなーと思います。
万蔵さんはカテコの挨拶で「無視してくださってありがとうございます」と言っていましたが、私は流れてきた♪夕焼け小焼け♪の物悲しいメロディーが案外このシーンに合ってるかもしれないなーと思いながら観ていました。
あと、ちらっと旗揚げ公演の「連句」を思い出したりして(笑)。
新作の鳥獣戯画のシーンがもう好きでねー(笑)。
セリフ無しのマイムだけで鳥獣戯画の世界を表す素晴らしさには参りました。
取り込み方がすごく上手いと思います。
しかも、ちゃんと笑いを入れてますからね。
そして、毎回現代狂言に登場する踊りのシーン。
今回は社交ダンスと田楽が繋がる今までよりも激しいダンスで、演者は汗びっしょりで大変だと思います(汗)。
でも、場内がものすごく盛り上がるし、大袈裟に言えばカタルシスを感じるほどでした(笑)。
今回のテーマの1つ「繋がる」ですが、昔と今だけでなく異なる世界や人も繋がっているというのが本当に素敵だったなーと思います。
もちろん、作品の中で古典の主役と新作の主役を繋げてしまう秀逸さは言わずもがな。
元々、「現代狂言」自体が狂言と演劇とコントと音楽と社交ダンス(笑)が繋がってできたものですからね。
今回の新作を観て、改めてキャストスタッフと観客、そして、観客と観客も「現代狂言」で繋がっているんだなーと思い、胸が熱くなりました。
この10年を振り返ると幸せな気持ちと感謝の言葉しか浮かびません。
本当にありがとう。
そして、できるだけ早く再び「現代狂言」に会いたいです。
内子座午後の部の「千切木」、割とスムーズに2度目の脇差を差していたのでこれは完璧バージョンかと思ったのですが、ジョニ男さんの留守のあと座長が両手足を切ってと扇を取り出して左右に振るところで、自分の中のタイミングが違ったのか扇を取り出した後ちょっとセリフを詰まらせていました。
あと、ジョニ男さんの「留守」ですが、金丸座午前の部は「留守!」と怒鳴っていました。
午後の部では扇を左右に振ってIKKOさんのモノマネで「留守〜」とやっていました(笑)。
内子座午後の部は、武田鉄矢さんのモノマネで髪をかきあげる仕草で「あ、留守」でした。
金丸座でまたまた変わったところがありました。
新作の座長の♪メモリー♪のラストの♪いいねー♪をトランプ軍団に取られてしまうところ、午前の部から座長が歌って声が出ないというのになっていました。
午前の部の時はその前の♪ひとーこーとー♪でちょっと声がかすれてましたけど(笑)。
あと、セインさんの代わりに王様役をしていた万禄さん。
最初の方はちゃんと英語のセリフを言っていましたが、告訴状を読むところでは途中から狂言の口調で読むというものになっていました。
金丸座では金髪のカツラから両方のもみあげの地毛が出ていて、座長にアドリブで突っ込まれていました(笑)。
内子座では綺麗に被っていましたよ。
新作のラストでの太郎の最後のセリフの「遊ぼうっと」が、金丸座の午後の部で「酒を飲もう」になっていたのは何か意味があるのか単なる間違いなのか、とても気になっています(笑)。
内子座のハプニングの♪夕焼け小焼け♪で思い出しましたが、古典と新作が繋がるのは旗揚げ公演以来なんですよね。
10年前の旗揚げ公演の新作「連句」で人間界に降りた南原さん扮する神様の東方朔が、出会った人間達のジェスチャーの助けを得て万蔵さん扮する大神様に見つけた言葉を伝える。
これが、古典の「萩大名」と(「萩大名」を擬いた「萩代議」とも)繋がっていて、10年前に観た時は感嘆しました。
あーなんか、書いていて思ったんですけど、ホントに凄すぎるなー(笑)。
狙ってたわけでは無いと思いますが(汗)、旗揚げ公演と10年後の一区切り公演の新作が共に古典と新作を繋げた公演だったんですね。
しかも、笑いやメッセージなどいろいろなものがパワーアップしての今作。
いやもう、参ったとしか言えないなー。
あなたが深いですよ、太郎さん(笑)。
  
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