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カテゴリー「感想」の記事一覧
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いきなり座長が♪メ~モリ~♪と歌いだした時は笑ってしまいました。
何故この曲なのかと(笑)。
観る前から今回はミュージカルというのは知っていましたが、まさか「運命」に歌詞をつけて歌うとは思いませんでした。
そして、今回は何より座長のアリス姿!(感涙)
もちろん、ピンクの尻尾のうさぎ姿も「III」のサルヒコの尻尾以来で可愛かったー!
相変わらず卑怯な(笑)ジョニ男さんも堪能できて良かったです。
今回はいろいろなテーマが散りばめられていて、そこが集大成となっている部分の1つなんだろうなと思います。
今も昔も同じとか、諦めるということ、繋がるということなどなど、そして「狂言」そのものについても。
個人的に諦めることについてはここ数年自分の中でポイントにしてることだったので、久しぶりに「そうそう」と心の中で言ってしまいました。
現代狂言の新作は作者の南原さんの考えや感じたことがテーマやセリフとして入っていますが、それが同世代としてすごく心地良く思うことが多々あります。
私に限らずいろいろな世代のいろいろな立場の人が、感じる内容は違っても南原さん達が作り上げる世界から何かを感じ取ることができて幸せな気持ちになれる。
そこが私が感じる何回見ても見飽きない現代狂言の魅力じゃないかなと思います。
ラストに「実は・・・」というのが多い座長の脚本ですが(笑)、今回は実は先祖と子孫。
それ自体は和歌の件で何となく感じたのですが、まさか「千切木」の太郎とも繋がっているとは。
あれは思わず「やられたー」となりました。
こういうところが現代狂言の侮れないところです(笑)。
昨年の「棒縛」も大変だったと思いますが、今年の「千切木」の方が座長にとってより大変だったのではないかなーと素人が勝手に思っています(笑)。
セリフは多いし長いし段取りも多いし、石本さんと棒を持って押したり押されたりしているのはかなり身体的にキツイ気がします。
何せ座長が完璧に演じたのは7回中2回みたいですからね(笑)。
石本さんはもちろんのこと、平子さんをはじめとするメンバーの皆さんもずーっと正座で大変だったと思います。
今回はホントに集大成に相応しく皆さん素晴らしかったです。
そして、座長は昨年より上手くなってるなーと思いました。
素人の感想ですが(笑)。
全体的に今までよりもずっと自然に滑らかにセリフを喋っているように感じました。
あと、観ていて「太郎」は落語の「与太郎」だなーと思ったり。
周りの人はイライラしたり腹を立てたりするけれど、どこか憎めなくて可愛い。
座長の「太郎」も可愛かったです(笑)。

東京公演のパンフレットの万蔵さんの挨拶を読んでから、新作のラストの太郎冠者の「よいか、和楽の心『狂言』を忘れるでないぞ。では、ひとまずさらばでござる」というセリフを聞く度に涙してしまいます。
「現代狂言」ともホントに「ひとまずさらば」なんだなーと(涙)。
南原さんが書いたこのセリフを万蔵さんが南原さんに向かって言う。
私達観客に向けてのメッセージなのはもちろん、南原さん自身に向けた言葉でもあるんじゃないかと思います。
集大成ということもありますが、「X」の新作はいろいろな意味で忘れられない作品になったと思います。

新作の鳥獣戯画のシーンがもう好きでねー(笑)。
セリフ無しのマイムだけで鳥獣戯画の世界を表す素晴らしさには参りました。
取り込み方がすごく上手いと思います。
しかも、ちゃんと笑いを入れてますからね。
そして、毎回現代狂言に登場する踊りのシーン。
今回は社交ダンスと田楽が繋がる今までよりも激しいダンスで、演者は汗びっしょりで大変だと思います(汗)。
でも、場内がものすごく盛り上がるし、大袈裟に言えばカタルシスを感じるほどでした(笑)。
今回のテーマの1つ「繋がる」ですが、昔と今だけでなく異なる世界や人も繋がっているというのが本当に素敵だったなーと思います。
もちろん、作品の中で古典の主役と新作の主役を繋げてしまう秀逸さは言わずもがな。
元々、「現代狂言」自体が狂言と演劇とコントと音楽と社交ダンス(笑)が繋がってできたものですからね。
今回の新作を観て、改めてキャストスタッフと観客、そして、観客と観客も「現代狂言」で繋がっているんだなーと思い、胸が熱くなりました。
この10年を振り返ると幸せな気持ちと感謝の言葉しか浮かびません。
本当にありがとう。
そして、できるだけ早く再び「現代狂言」に会いたいです。
内子座のハプニングの♪夕焼け小焼け♪で思い出しましたが、古典と新作が繋がるのは旗揚げ公演以来なんですよね。
10年前の旗揚げ公演の新作「連句」で人間界に降りた南原さん扮する神様の東方朔が、出会った人間達のジェスチャーの助けを得て万蔵さん扮する大神様に見つけた言葉を伝える。
これが、古典の「萩大名」と(「萩大名」を擬いた「萩代議」とも)繋がっていて、10年前に観た時は感嘆しました。
あーなんか、書いていて思ったんですけど、ホントに凄すぎるなー(笑)。
狙ってたわけでは無いと思いますが(汗)、旗揚げ公演と10年後の一区切り公演の新作が共に古典と新作を繋げた公演だったんですね。
しかも、笑いやメッセージなどいろいろなものがパワーアップしての今作。
いやもう、参ったとしか言えないなー。
あなたが深いですよ、太郎さん(笑)。
パンフレットの万蔵さんの挨拶文とフジテレビで新番組が始まると発表された時点で確定だと思いましたが(笑)、公式に現代狂言Facebookに「一時お休み」「しばしの別れ」と出ましたね(涙)。
「ひとつ手放さねばひとつ手に入らない」というのは、何かを手に入れたり手に入れようとするなら何かを諦めなければいけないということで、それは南原さん自身のことでもあるんだろうなと思います。
ラストの退場する時にすり足から普通の歩き方になるところが私には狂言の世界から芸人の世界に戻るという風に見えたのですが、スケジュール的にも今の現代狂言を一休みしないと本職の新しいことを始めるのは難しいということなんでしょうね。
まあ、座長はヒルナンが始まった時に「全力投球したいから」とうどん県プロジェクト参加を見送ったらしいので、自然な結果かもしれません。
♪運命♪の歌詞作りで夏休みをつぶしたということは、それこそ春から万蔵さんと共に構想を練ったり打ち合わせをしたり脚本を書いていたということですものね。
座長も万蔵さんも真面目で物事に真摯に向き合う方だと思うので、産みの苦しみも多く本当に大変だったろうと思います。
「一時お休み」が1年なのか3年なのか5年なのか分かりませんが、新しい現代狂言との再会を心から楽しみに待ち続けたいと思っています。
今回の新作では三浦祐介さんがかなり凄い存在感だったなーと思います。
一昨年の遠野なぎこさんのようにちゃんとした本職の役者さんが場を締めるというか、前作でもやはり役者さんだなーと感心しましたが、発声から台詞回しまで一人違っていて、それが大フクロウ様にピッタリでした。
あの役を他のメンバーがと考えても「無いなー」と思う位で素晴らしかったなーと思います。
動きも鳥のように滑らかで、役作りでフクロウカフェに行かれた成果が出ていたと思いました(笑)。
あと、気に入った者と気に入らない者への鳴き方が「福」と「不幸」というの、上手いですよねー。
思わず唸りました。
  
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